「この本読んでみよう!」
本の帯がきっかけで、思いがけず手に取ったら
おもしろかった!という経験はありませんか?
本屋さんに行くとぱっと目に入る、本の帯。
魅力をぎゅっと凝縮したキャッチコピーが書かれています。
そんな本の帯を自分で作れるんですよ♪
旧若葉台西中学校にある若葉台市民図書館SOLAでは、
「あなたの推し本におびをつけよう!」という企画を
行っています。
先日行われた第38回若葉台文化祭の期間中にSOLAの催し
としても取り上げていました。
その時の様子をご紹介します。
*若葉台文化祭
若葉台在住の方による絵画や書、俳句、写真など、様々な作品の展示や
講演が行われる文化祭です。
今年は11月6日(日)~12日(土)に開催されました。
会場:旧若葉台西中学校
主催:第38回若葉台文化祭実行委員会/NPO法人若葉台スポーツ・文化クラブ
本のワクワクを届けよう
帯の作り方はとても簡単。
まずは自分の推し本を本棚から探してきます。
長方形の用紙が用意されているのでそこに文や
イラストを自由に書き、本に巻き付けたらできあがり!
7歳と4歳の子どもと一緒に作りました。
息子の推しは、『あらしのよるに』。
ハラハラドキドキしたり、ほっと心が温かくなる
ヤギとオオカミの友情のお話です。
5歳頃初めて読んでからずっと彼の心の中に残って
いたんだな、とうれしくなりました。
娘が選んだのはひっくり返すと違う絵に見える、
その名も『くるりんぱ』!
「こっちから見ると?」「じゃあ逆さまにしたら...?!」
と楽しんでいます。
実はこの本、さっき初めて本棚から手に取ってきた
ばかりなんです。
「自分の推しって、そういうものなの...?」という
大人の感覚をよそに、娘はせっせと帯を書いていきます。
でも、こうして「楽しい!これが好き!」という本に
出会えるのがSOLAの魅力だな、と改めて思いました。
「おもしろいよ」というストレートなコピーと、
表紙の絵を描きご満悦。
完成した帯を巻いたら、入口のすぐ隣の本棚へ。
みんなの推し本がにぎやかに並んでいきます。
子どもはもちろん、大人の参加も大歓迎!
手作りの帯に書かれたそれぞれの思いを見ると、
「へ~、そうなんだ!私も読んでみたい!」と
ワクワクしてきます♪
「自分はこの本のどんなところが好きか、
どうして好きなのか。それを誰かに伝えたい!」
そう思いながら向き合うと、より一層その本を好きに
なりそうですね。
読書ノートも作れます
帯の他にも、「あなたの読書ノートを作ろう」という
コーナーがあります。
印刷したページを用意してあるので、折ってホッチキスで
つづればすぐできあがり。
読んだ本を記録していくと、
――あっ、この本懐かしい!
――この本おもしろかった!また読んでみよう!
――こんなにたくさん読んだんだ!
と振り返ることができるので、読書がもっと好きに
なるきっかけになりそうです。
本を家族で楽しもう
絵本と言えばみなさんご存知、『ぐりとぐら』シリーズ。
私は幼稚園のころ母親によく読んでもらいました。
お話のリズムがよくて絵が優しくて、なにより
「おっきくてフワフワのカステラ、私も食べたい!」
と思ったことを覚えています。
そして今では、「おいしそうだね~」と自分の子どもに
読み聞かせをする番になりました。
「3代続く本に出会える、それがSOLAだなと思う」
とSOLAのスタッフさんはおっしゃいます。
子どもと遊びに行って、何気なく触れた本が思い出を
呼び起こしたり、これから思い出になったり。
手作りの帯や絵本を眺めて、SOLAの文化祭を親子で
満喫しました。
「あなたの推し本におびをつけよう!」と
「あなたの読書ノートを作ろう」のコーナーは、
文化祭以降も継続しています。
ぜひおじいちゃんおばあちゃん、お子さんと一緒に
SOLAに遊びに行ってくださいね。
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(みどり)
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