箱のようなものがたくさん並んでいます。
これ、いったい何だか分かりますか?
実はこれ、ミツバチの巣箱なんです!
そしてこの養蜂場、
なんと若葉台から徒歩5分ほどの場所にあります。
こんなに近くで
おいしいはちみつが作られていたなんて驚きでした。
『若葉台はちみつ』を知っていますか?
地域交流拠点「ひまわり」・地域交流サロン「ふれあいにし」
にて、さりげな~く販売されている『若葉台はちみつ』。
はじめて目にした時、
( ‘ 若葉台 ’ はちみつって。
まさか若葉台で作られているの!?)
と、とっても気になりました。
「ふれあいにし」のスタッフの方に伺ってみると、
「若葉台じゃないんだけどね、もう、すぐそこ!
すぐそこの梅畑で作ってるのよ~
今は蝋梅(ろうばい)が満開でとってもきれいよ」
と、気さくに教えてくださいました。
「見てみたい!」
「地元の食材を色々な人に知ってもらいたい!」
そう思い、
『若葉台はちみつ』の製造者である福島 実(ふくしま みのる)さんに
養蜂場見学をお願いしたところ、快諾して頂きました。
本当に近かった養蜂場
地域交流サロン「ふれあいにし」(旧若葉台西中学校)から徒歩5分。
「若葉台西側」交差点をはさみ「ハングリータイガー」の
ななめ向かいの畑が広がる里山の一角に養蜂場はありました。
見学させていただいたのは、2月中旬。
黄色く鮮やかに咲いていた蝋梅(ろうばい)が終わり、
山桜や梅の花が見ごろを迎えようとしていました。
(養蜂場の梅の花が咲き始め、ミツバチたちも仕事を始めていました)
梅畑には10個以上の巣箱が置いてありました。
養蜂場見学は初めてで、
人里離れた山奥にあるようなイメージを勝手に持っていた私は、
あまりに身近で、とても驚きました。
ひとつの巣箱にはひとつの群れが住んでいます。
ミツバチの群れは時期により、数千~数万匹になるのだそう。
群れには1匹の女王蜂と数千~数万匹の働き蜂がいます。
花の蜜を集めに行く係、巣箱の清掃係、幼虫の世話係、
蜜や食料(花粉など)を運ぶ係り、など。
働き蜂はしっかりと役割分担が決まっています。
(数千~数万匹でしっかり役割分担なんて、すごいなぁ・・)
(巣箱を元気に出入りする働き蜂)
働き蜂は数キロもの距離を飛んで花の蜜を集めてくるそう。
巣箱のある梅畑から飛び立ったミツバチは、
緑区、瀬谷区、旭区と四方からたくさんの蜜を集めてきます。
もちろん緑が多い若葉台じゅうの花の蜜も。
若葉台に住む母の、家のベランダにある
びわの木は15年以上、実をつけた事が無かったそうです。
それが、ここ3年はおいしい実がなるように。
実がなりだした時期が
福島さんが若葉台で養蜂を始めた時期とちょうど同じ頃でした。
もしかして、ミツバチが蜜を吸いながら受粉を促してくれたのかな~。
おうちのベランダに咲いている花の蜜まで
くまなく集めるミツバチ(働き蜂)は本当に働き者ですね。
(足についている黄色いものは花粉。これは幼虫の大事な食料に。
モコモコ靴下を履いているようでかわいらしかったです。)
『若葉台はちみつ』は栄養満点!
はちみつには良質なビタミン類、ミネラル類、
アミノ酸や酵素などが含まれています。
それに加え、殺菌・抗菌作用まで。
このすばらしい栄養は、加熱をすると壊れ、
風味が落ちてしまうそう。
市販されているハチミツの中には
大量生産のための効率化などの事情で
加熱されているものもあるそうです。
福島さんが一人で全工程を作る『若葉台はちみつ』は、
商品になるまでにいっさい加熱をしません。
自然の風味とたっぷりの栄養がぎゅぎゅっと詰まっています。
若葉台外からわざわざお越しになるファンの方もいるのだそう。
子どもたちの栄養補給にぴったりの自然食品ですね。
作り手の思いが見える、安心な食材が
こんなに近くで作られているのは嬉しく、誇らしいことだなと思いました。
桜が満開になる頃、ミツバチたちはさらに活発に花の蜜を集めます。
そして、養蜂場では3月下旬ごろから
巣箱のハチミツを取り出す採蜜が始まります。
「~若葉台はちみつ②~」では、
その様子をお届けしたいと思っています。
ぜひお楽しみに♪
(なお)
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