2019年、新しい年が始まりました‼︎
今年はたくさん絵本を紹介できるように頑張りたいと思います‼︎
それでは、早速 紹介していきましょう‼︎
今回ご紹介するのは、
「はじめてのおつかい」です。
この絵本は、筒井頼子さん作、林明子さんが絵を描き、
1977年4月に発行されました。
5歳の女の子みいちゃんが、ママに頼まれて
はじめてのおつかいに出かけるお話です。
子どもの心をとらえた文章と絵で、
みいちゃんの気持ちがよく伝わってきます。
42年経った今でも、世代を超えて多くの人に愛されている絵本です。
今回は、林
明子さんの描く絵に注目してご紹介していきます!
遊び心いっぱいの絵
この絵本の絵を描いた林さんの作品は、いつも遊び心がいっぱいなんです。
“はじめてのおつかい”も、絵をじっくり見ていると
たくさんの発見があります。
みいちゃんの家の表札の名前
買い物に行ったお店の名前
張り紙に書かれている、絵の教室の先生の名前
…などなど‼︎
中でも我が家の子どもたちが
ときめいたのは、
「さがしています」と書かれた張り紙です。
(上の写真にチラッと写っています)
迷い猫を見つけたら、この番号にお電話くださいと電話番号が書かれています。
これを見つけた娘は
「じゃあ猫探ししよう!見つけたらこの番号に電話してみようよ!」
と言い、探し始めました。
まだ子どもたちは見つけられていませんが、ちゃんとこの猫ちゃんも
絵本の中に描かれているんですよ!
ちなみに…張り紙に書かれている電話番号は、
当時の福音館の「こどものとも」編集部の電話番号だったんだそうです‼︎
本当にかけてきた子も、たくさんいたんだそうですよ。
面白いですよね‼︎
絵が語る、みいちゃんとママの気持ち
林さんの絵の魅力は、遊び心だけではありません。
人の心をとらえた絵が、素敵なんです。
この絵本では、みいちゃんとママの気持ちが
とてもよく伝わってきます。
はじめてのおつかいを頼まれて、ママに“一人でいける”と返事をしたものの
歩き出したみいちゃんは、右手と右足が同時に出ています。
とても緊張している事が、わかります。
ママも、そんなみいちゃんの様子を玄関先で心配そうに見ています。
赤ちゃんを抱っこしていないのは、
みいちゃんに気づかれないようにだったのかな?
こんな風に
文章には書かれていない、
みいちゃんとママの気持ちを絵から知る事ができるのです。
“はじめてのおつかい”にチャレンジ⁈
この絵本を読むと、はじめてのおつかいに行ってみたいと思う子も
いるかもしれませんね。
我が家の娘はというと、
「まだいいや」と言うタイプです(笑)
私も一人で外を歩かせるのに抵抗があるので、「行きたい」と言われなくて
良かったと正直思うのですが、そろそろ社会勉強もしてほしいのが親心。
少しずつ、側に付き添いながらおつかいの練習を始めました。
スイーツヨシムラで今川焼きを買うのが 娘のおつかいの定番です。
(ヨーカドー1階で営業していたお店です)
列に並んで、注文する。
お金を渡して、受け取る。
たったこれだけでも、娘にとってはドキドキ。
そんな娘に、いつもゆっくり丁寧に対応してくださるお兄さんには
感謝の気持ちで いっぱいです。
(自分で買った今川焼きは、さらに美味しい!)
子どもたちを、優しく見守ってくださる大人がたくさんいる若葉台。
もう少し慣れてきたら、
商店街のお店でも挑戦してみようかと話しています。
この絵本を読んだら、おつかいだけでなく、
子どもたちの様々な「小さな冒険」の後押しになるかもしれません。
ぜひ、絵にも注目して読んでみてください。
地区センターの図書室で借りることもできますよ!
(まりな)
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