~各所に たくさんの人が集まる場 のあるまちづくり~
若葉台団地のエントランスホールに入ると、
ベンチが設置された広々した空間がありますよね。
ここはピロティやサンルームと呼ばれています。
みなさん、若葉台団地のピロティで遊んだことはありますか?
私は3歳と0歳の二児の親ですが、我が子とピロティで
遊んだことはありませんでした。
「ボール遊び禁止などの貼り紙がしてあるし、声が響いて
近所迷惑になりそうだし......」
という思いがあり、そもそも"遊んではいけない場所"だと
認識していました。
でも実は、ピロティは自由に利用できる共有スペース。
こどもが遊んだっていい場所なのです!
それなら、せっかくあるピロティがみんなの交流の場に
なったら素敵だと思いませんか??
そこで今回は、ピロティの活用法を検討すべく、10月20日に
行われた「ピロティ周辺で多世代交流」の様子をお届けします。
ピロティを交流の場にしたい!
今年の1月30日に、「ピロティの使い方を考えよう」という
座談会が、コミュニティオフィス春で行われました。
その際、ピロティについて以下のような意見がありました。
―――こどもが騒ぐとうるさいと言われるのでは
―――利用している人が少ないイメージ
―――こどもの居場所という雰囲気ではない
ですが!先述したとおり、ピロティは居住者の交流を目的として
作られたスペースなので、元々は遊んでもいい場所なんです!!
私たち母親世代がまだ子供だった頃は、ピロティはこどもの遊び場の
一つだったそうです。
そこで、共有スペースを交流の場として工夫し活用するための
モデルケースとして、今回の催しが行われました。
会場となったのは2丁目25棟と26棟。
日当たりがよく明るいピロティに大勢の人が集まりました。
その数約150名!
2丁目だけでなく1、3、4丁目からも参加があり、若葉台全体から
こどもとおとなが集まって、ピロティが賑やかな場となりました。
コマやヨーヨー、折り紙、風車、紙飛行機など、昔ながらの遊びを教わる
こども達。おとなもこどもも楽しんでいます♪
お昼ご飯はカレー!ベンチやゴザの上にみんなで座って食べるのも乙ですね。
ごちそうさまでした!
ショッピングタウンわかばでのハロウィン練り歩きと同日だったため、
仮装して参加したこどももいてより賑やかに!
誰にとっても居心地のいいまちに
若葉台子育て支えあい連絡会会長の三村治子(みむらはるこ)さん
はこうおっしゃいます。
「禁止事項ばかりではなく、こどもを温かく見守る気持ちを
持ってもらえたら嬉しい」
今回の催しの目的は、まさにこれです!
会場となったピロティは、おとなとこどもが一緒になって
遊んだり、食事をしたり、おしゃべりをしたりと、
多くの人が集う憩いの場になっていました。
いつも遠慮して足早に通り過ぎていた場所とは思えませんね。(笑)
ピロティは私たちの住まいの入り口にもなっているところです。
そこがこどもからおとなまで多世代交流をする場になる。
素敵なことだと思いませんか??
こどもがのびのび遊べて、おとなはそれを見守る。
おとなは「うるさい、迷惑」とこどもを縛り付けない。
だけど危険なことには注意してくれるご近所さん。
そんな「向こう三軒両隣」が自然だった頃のような空気が
流れていると、おとなもこどもも居心地のよいまちにつながる
のではないでしょうか。
私たちのまち若葉台を、こどもはもちろん誰にとっても
住みやすく、子育てしやすいまちにしていきたい。
そんな願いを込めて、
「横浜若葉台こどもみらいづくり宣言(仮称)」の制定をしようと
現在話し合いが進められています。
今回のイベントを受けて、こどもの遊びや見守りについて
多世代の方が考えるきっかけになってほしい。
そして「横浜若葉台こどもみらいづくり宣言(仮称)」が健やかに
こどもを育むまちにつながっていってほしい。
子育て真っ最中の母でもある私はそう願うのでした。
*「ピロティ周辺で多世代交流」にご協力いただいたのは
25・26棟の協力者の方、若葉台子育て支えあい連絡会、
子供会、二丁目南自治会、プレイパーク、
若葉台こどもみらいづくりプロジェクトのみなさんです。
多くのこどもとおとなが触れ合える楽しい一日をありがとう
ございました。
*ピロティサンルームが設置されていない棟もあります。
(みどり)
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