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オフィス春 「ピロティの使い方を考えよう」開催しました。

子どもの居場所を考えるシリーズ

(外遊び天国若葉台!幼稚園帰りにおにぎりを食べる。こんな場所はいくつもあります!!)

 

公園、プレイロット*がたくさんある外遊び天国若葉台。

(₊プレイロットとは管理組合が管理する小さな公園)

完全に車道と分離している遊歩道では、冒険心満々の

小さい子どもたちが自由に歩き回っています。

  

 その一方で実は「雨の日の遊び場が意外に少ない!」という問題があります。

 

若葉台団地は建物の多くが高層マンション。

つまり、「家の中で飛んだり跳ねたりはNG!!」。

元気いっぱい、体力余り気味の子ども(特に男子)を持つ母たちにとっては

雨の日の居場所は大問題です。

 

ところで、それぞれの棟には「ピロティ」「サンルーム」「エレベーターホール」などの

共有スペースがあります。

ここって、子どもを遊ばせていいんでしょうか?

私自身、エレベーターを待つ数分、子どもが騒いで冷や冷やしています。

 

「子どもの頃はここで遊んだけど。。。」

「サンルームはいつも人がいなくて静か。入っていいの?」

「ここって何に使うスペースなの?」

 

子育て中の母親たちの疑問や今の若葉台の子育てをめぐる環境について、

第一世代を代表する若葉台管理組合協議会のみなさんと

第二世代である若葉台子育て母の会が意見を交わしました。

主催は若葉台子育てささえあい連絡会です。

 

 

 

 

(1月30日、オフィス春で開催された「ピロティの使い方を考えよう」。

参加したのは、若葉台管理組合協議会、若葉台まちづくりセンター、若葉台子育てささえあい連絡会の方々に、

若葉台子育て母の会のメンバーです。)

 

 

 

 

ピロティは本来自由な場所

母の会――ピロティで子どもを遊ばせてもいいのでしょうか?うるさいといわれるような気がして、子どもに「ここで遊んではいけないよ」と言っています。

 

母の会――若葉台育ちですが、小さいころはピロティでよく遊びました。遊具もあって、子どもが遊んでいい場所となっていました。今は遊具が撤去され防災倉庫があり、子どもの場所という雰囲気ではないですね。

 

  

協議会――遊ぶことは問題ないです。火気の使用やボール遊びは困りますが、遊ぶのは本来自由の場所。それから高層階のエレベーターホールは外につながっているので十分注意してほしいです。

 

ささえあい――お母さんの代わりにずっと張り付きで見守るようなことはできないですが、遊ぶ場所として利用することはできると思います。

 

 

 

 

新しく入居した人にとっては謎の場所となっていた

母の会――子連れで若葉台に新しく入居しました。うちの棟のエレベーターホールは広くてカラフルなベンチもあるのですが、災害時の集合場所という掲示があるので、遊ばせてはいけない場所だと思っていました。

  

 

母の会――エレベーターホールでは小学生が携帯ゲームをして遊んでいるのを見かけるくらい。利用している人が少ないイメージがあります。

 

協議会――子どもの数が減って、遊んでいい雰囲気がなくなっているんですね。

 

  

 

施錠されるサンルーム

母の会――私のところではサンルームで遊んでいたら、夕方4時前に管理人さんが鍵を閉めに来ました。

「遊んでいるところ、ごめんね」管理人さんに謝られて、こちらも申し訳ない気分に。。。

 

協議会――サンルームは当初開放していたのですが、25年前に夜中に学生が騒いだことがあって、安全のために施錠するようになりました。

管理人さんにお願いしているので、4時までに施錠することになっています。

夜間は施錠したいですが、昼間開放できるか、また考え直す時期かもしれないですね。

 

 

 

共有部分をみんなの居場所にしよう!

 

母の会――40年前最先端の子育てタウンだった若葉台。今の子育て世代に人気のマンションには、室内のキッズルームがあり、自然とママ同士が知り合い、ご近所づきあいが始まっています。若葉台のマンションには使われていない共有スペースがあるので、同じようなことができるのでは?

 

ささえあい――棟の下にお茶のみができるような共有スペースがあれば、子育て世代と高齢の方が交流することもできますね。

 

 

協議会――今のサンルームやエレベーターホールは長椅子が置いてあるだけで、利用しにくい。マットを敷いたり、テーブルを用意するだけで使いやすくなるかもしれないですね。

 

 



第一世代、第二世代に加え、若葉台外から越してきた新しいファミリーが、

それぞれ感じていたことを率直に伝えあうことができました。

 

話し合いをしていて感じたことは、私も含め母親たちが「実際にうるさいと言われた」というよりは、

「うるさいと言われるかもしれない」ということに敏感になっていることでした。

 

「交流スペースをつくることは意外に難しくないかも」という希望が見えてきましたが、

一方で、どんな場所を作っても住民の方が「子どもはうるさい」と思っていたり、

母親が「子どもがうるさいと思われているかも」と委縮していては、利用がすすまないですね。

 

 

みんなで考えよう!子ども憲章

 

 

そこで出た案が「若葉台子ども憲章を作ってみませんか?!」

憲章と言っても難しいものでなくていいんです。

 

 

たとえば、「ここではボール遊び禁止」とエレベーターホールに掲示するなら、その横に

 

「その代わり、若葉台の大人は午後5時までは子どもの声に寛容になります!」

 

 

とあわせて掲示してみてはいかがでしょう。

 

 

子育てしやすいまちが選ばれる時代。

わがまち若葉台を「子育てするならここ!」と言ってもらえるまちにしたいですね。

次回、子ども憲章を考える会を開催します。

気になること、言いたいことがある方、ぜひお越しください!

詳細は後日若葉だい家族でお知らせしますので、チェックしてくださいね。

 

(すえきち)